知っていると便利なグループ選択ツールを使ってできる小さな時短ワザです。
明けましておめでとうございます。皆様にとって2014年が実り多き年になりますようにお祈り申し上げます。
長い間放置していたのですがゆっくり再開できればと思います。
私はCS5からまだバージョンの更新はできないけれど、CS5でも以前のバージョンでもできることもまだまだあるはずなので勉強の手は休めずにいきたいと思います。
今回は他の方法でもできるけれど、なるべく早くやるための方法として私がいつも使っている方法です。
今回は画像も無いうえ、説明がざっくり・・なのでわからないところがあればコメントへお願いします。
バージョンは問わずに大丈夫だと思います。
グループ内の一部のオブジェクトの強制グループ化解除
グループから一部オブジェクトだけを削除もグループ解除もせずに素早くグループから除外する方法です。
新規レイヤーを作成。グループの中からグループから外したいオブジェクトだけを「グループ選択ツール」でクリックして選択。
レイヤーパレットに移動すると、選択中のオブジェクトのあるレイヤーの右端に小さな色の付いた四角形(現在選択中のアートを示します)があるので、それを先に作成した新規レイヤーへドラッグ。
以上でグループから強制解除されます。
同じ要領でドラッグする時にoption(alt)を押しつつドラッグすると同じ位置にコピーすることができます。グループ内外に関係なく全部のオブジェクトでできます。
グループのアピアランスに設定がされている状態だとグループ化解除すると設定が消えてしまうのですが、これだと残ったグループにはアピアランスが継続されるので便利です。
グループ内へ追加
既存のグループ内にグループを再度適用し直したりせずに素早く追加する方法です。
追加したいオブジェクトを選択し、カット(⌘X)。グループ内の一部のオブジェクトだけを「グループ選択ツール」で選択し、前面へペースト(⌘F)。
これで既存のグループ内に追加されます。
カット(⌘X)はコピー(⌘C)でも大丈夫です。
前面へペースト(⌘F)は背面へペースト(⌘B)でも大丈夫です。
グループ内での位置や前後関係は前面へ(⌘])や背面へ(⌘[)、もしくはレイヤーパレットで移動して入れ替えて下さい。
グループに既にアピアランスが設定されている場合、そのアピアランスが追加したオブジェクトにも反映されます。
重複するクリッピングマスクのうちの一部だけを解除
複数のクリッピングマスクが混在、重複するオブジェクト内の一部のクリッピングマスクだけを強制解除する方法です。
解除したいマスクの中から、線も塗りも無いパスだけのマスクオブジェクト(枠の部分)を探し「グループ選択ツール」でクリックして選択し、削除。これで一部のマスクだけ解除できます。マスクオブジェクトを残しておきたければ新規レイヤーにレイヤーパレットから移動させておいて、また使用するときはマスクしたい(切り抜きたい)オブジェクトの前面へペーストして使用すれば同じ階層でマスクできます。
新規レイヤーへの移動方法は先に書いた「グループ内の一部のオブジェクトの強制グループ化解除」を参照して下さい。
マスクされたオブジェクトに更にマスクをかけているような状態だと「マスクを解除」すると想定外の部分も解除されてしまったりするので、必要な場所だけ解除してしまいましょう。バージョン下げてもらったデータとかでよくマスクだらけの悲惨なことになってます。
選択グループ編集モードでもできますが、マスクオブジェクトが特定できるなら一番早いです。
クリッピングマスク内へ追加
既存のクリッピングマスクの切り抜かれている部分に新たなオブジェクトを追加する方法です。
「グループ内へ追加」と要領は同じです。追加したいオブジェクトを既存のマスクの枠の内側にあたる位置へ移動させます。選択し、カット(⌘X)。
マスク内の切り抜かれている部分のオブジェクトだけを「グループ選択ツール」で選択し、前面へペースト(⌘F)。
これで既存のクリッピングマスク内に追加されます。
前面へペースト(⌘F)は背面へペースト(⌘B)でも大丈夫です。
マスク内での位置や前後関係は選択クリッピングマスク編集モード(マスクを選択ツールでダブルクリック)などで前面へ(⌘])や背面へ(⌘[)を使用して移動・入れ替えて下さい。
一番最初に既存のマスクの内側に移動していないと、ペースト後に枠の外がマスクされて位置が分からなくなってしまいますので注意して下さい。
写真の入れ替えする時にも使用したりします。位置やサイズを前回の写真と比べて調整後、前回の写真のみを削除すればOKです。
グループ内の特定のオブジェクトを基準に整列
グループを解除せずにグループ内の一部のオブジェクトをキーオブジェクトにして整列する方法です。
既存のグループに含まれるキーオブジェクトにしたいオブジェクト(揃えたい基準のオブジェクト)と、揃えたいオブジェクトの両方を「グループ選択ツール」で選択する。「選択ツール」に持ち替え、キーオブジェクトにしたいオブジェクト(揃えたい基準のオブジェクト)だけをクリックする。
クリックしたオブジェクトがキーオブジェクト(太枠での選択状態になる)になるので、その状態で整列を適用する。
一番最初に「グループ選択ツール」で選択したオブジェクトが整列の対象となるのでグループ内で移動したくないオブジェクトは誤って選択しないように注意して下さい。
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