2013年2月19日火曜日

Ai_同じ比率で色の濃淡を変更する+再配色など

イラストレーターのカラーパレットで作った色を少し薄くしたい!でもCMYK(RGB)の比率は変えたくない!なんてときにさくっと色を調整する方法です。ついでにオブジェクトの再配色についても少し。

同じ色の比率のままで薄くしたい!


方法①

Shiftを押しながら任意のスライダをつかみ、左右に動かす。
他のカラーのスライダも連動して動き、比率を保ったまま色を変更できる。

方法②

任意のカラーの「%」入力欄に適当な数値を入れ、⌘(Win/Ctr)を押したままreturn(Win/Enter)を押す。
他のカラーも連動して値が変更され、比率を保ったまま色を変更できる。

どちらも半端な数字になりがちですので、必要に応じて区切りの良い数値に置き換えてください。

この方法はここだけ変えたい!というような単発の時に便利です。
何度も使う色の場合はスウォッチ登録しちゃうのもありですね。



他にも


色んな色を一気に違う色へ変えたい、色んな色の濃淡明暗を一気に変えたい

というときは「オブジェクトを再配色」が便利です。

編集>カラーを編集>オブジェクトを再配色

左下に表示されているカラースライダのモードをHSB表示に変更し、S(彩度)とB(明度)のスライダで調節してください。
このスライダも上で記載した「Shiftを押しながらスライダを動かす」方法が使えます。「⌘+return」は使えないようです。


色んな色を一気に変更するには指定から編集にタブを切り替え、カラーの右下にある鎖ボタンをクリックして繋ぎます。
その状態で全ての色が連動して変更されますので、任意の色をつかんで動かすか、下にあるカラースライダを調整してください。

色をつかんで動かすときは、Shiftを押しながら動かすと彩度を固定したまま動かせます。
また、controlを押しながら色をクリックするとさらにその色の「濃淡」と「カラーピッカー」を表示し、選択することができます。
HSB表示が苦手な方はこちらから感覚的に変更できます。


こちらも残念ながら半端な数値になりがちですので随時きりの良い数字に変更してください。

とにかく同じ色のバリエーションを大量に!

というときは「ブレンド」が便利です。

前述のパレットの方法で濃い色と薄い色の2つのオブジェクトを用意し
オブジェクト>ブレンド>作成

オブジェクト>ブレンド>ブレンドオプション、から設定をステップ数に変更し任意のステップ数(ステップ数だけカラーバリエーションができる)を入力。
そのままでは間に作成されたステップは選択できない状態なので、
オブジェクト>ブレンド>拡張

それぞれが独立したオブジェクトに変換されるので大量のカラーバリエーションが作れます。こちらも残念ながら半端な数値になりがちですので随時きりの良い数字に変更してください。(こればっかり)
ブレンドのいいところは、白と黒ばかりではなく、どんな色とでもブレンドで混色できるところだと思います。


とにかく同じ色のバリエーションを大量に!(2)2/20追記

というときはもうひとつあったのを忘れていました、「カラーガイド」が便利です。
CS4くらいから搭載だったのじゃないかと思われます。
明暗だけであればブレンドより手早く便利です。

カラーガイドパレットが表示されていなければウィンドウ>カラーガイドより表示させてください。

カラーガイドは任意の指定色に対して、色の組み合わせなどを提案してくれる機能です。
提案、と書きましたがきちんとした定義に沿って定められている色のようです。以前何かで読んだのですが詳細忘れてしまいました。
提案してくれる色の組み合わせ方(ハーモニールール)にもバリエーションがあり、補色、モノクロマティック、トライアドなどなど23通り。
それを更に3種類の表示形式で展開できます。(明暗、彩度など)

ハーモニールールの選択はタブのすぐ下のドロップダウンリストから、色展開の表示形式はパレット右上の下三角▼のメニューから選択できます。
単に指定した色の明暗が出したければハーモニールールは関係ないので、パレット右上のメニューから色合い・陰影を表示を選択すれば大丈夫です。
下にずらっとスウォッチが並んでいる場所に、指定色からそれぞれCMYK0、K100までの変化を等分したスウォッチが表示されます。
そのスウォッチを選択すれば彩色もできますし、スウォッチにもカラーガイドから登録、更にオブジェクトを再配色とも連携しています。(右下アイコン)

ここで明暗の暗はK100なんだなあ、ということに今更気付きました。
リッチブラックでも困るけど…変えられても良さそうなものなのに。シアン足したりとかしたいなあなんて。用途としてはまた違ってくるのかもしれませんね。

ちなみに先ほど「色合い・陰影」を選択したときのメニューにあった、バリエーションオプションから色を等分する回数(バリエーション数)を増減できます。
必要に応じて調整してください。

この機能は私もあまりよく使えていません。
オブジェクトを再配色と連携しているのでもう少しよく調べたいです。
まとまればまた書きます。


駆け足で色々紹介したので分かりにくければご連絡ください。
オブジェクトを再配色はとっても便利な機能なので(CS4から搭載だったような…?)ぜひ使っていただきたいのですが、始めは少しぎょっとするかもしれません。
今回はおまけ扱いで書き足りないのでいずれもう少し詳しいものを書きたいと思います。

グラフツールの続きは週末に。

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