2013年3月15日金曜日
アピアランスとは?_バンフーセミナーにて
バンフーセミナーへ行ってきました。アピアランスについての疑問と、私なりの考えです。
今回はイラストレーターの回で、アピアランスメインのお話でした。
セミナーの内容とは直接関係ないのだけれど、今までも頭をよぎることがあったけれどまとまっていなかったことが、鷹野さんの質問の「アピアランスを言葉で説明してみると?」で少し見えてきた気がします。
アピアランスとは?の私の回答は「いくつもの行程をまとめてわかりやすくしたオブジェクトの設計図」、隣の席の方は無回答だったのですが「効果が使えるって感じで感覚的に使っているので言葉にできない」とおっしゃっていました。
私が違和感を覚えていたのは「効果」と「アピアランス」の使い分けです。
アピアランスを効果と一緒くたに覚えてしまう方がいるかも、と感じました。
アピアランスを効果を扱うための機能、と思ってしまうと「アピアランスを分割」という言葉に混乱しませんか。だって「効果を分割」でいいじゃない、パネルも「効果パネル」で良いのでは?と私なら思います。
なんて考えていたのですが、adobeではアピアランスをどう定義しているかを調べてみました。
アピアランス属性
アピアランスとはアピアランス属性のことで、アピアランスパネルはアピアランス属性を扱うためにある。
そしてアピアランス属性は、基本構造を変更せずにオブジェクトの外観にのみ作用するプロパティであり、塗り、線、透明度および効果がある、ということです。
なるほど、そういうことだったんですね。
当初私が考えていた「オブジェクトの設計図」という考え方はアピアランスパネルの説明だったようです。
以前は「アピアランス(パレット)を適用する」、という言い方に違和感があったのですが「アピアランス(属性)を適用する」ならわかりますよね。
「基本構造を変更せずにオブジェクトの外観にのみ作用するプロパティ」ということで、アピアランスは正に「直しに強いデータ作り」のための機能のように思います。
ただ、直接作用する機能の数々の中、メニューにあるならまだしも、パネルだけにいきなり概念の名前を突っ込まれても、全く伝わってきませんけど。
効果が「基本構造を変更せずにオブジェクトの外観にのみ作用するプロパティ」だということは知られていると思いますが、アピアランス自体が「基本構造を変更せずにオブジェクトの外観にのみ作用するプロパティ」であって、効果がその下の階層だということって知られているのかな・・?
階層としては上から
アピアランス
▼
効果・塗り・線・透明度
▼
効果内の各効果(パスの変形など)
それらを扱うためにアピアランスパネルがある、ということです。
(下の階層だからこそ各設定パネルにショートカットできる?)
appearanceの本来の言葉の意味は「外観・外見」なのだそうです。イラストレーターのアピアランスもそこから来ているのだとして、「アピアランスを分割」は「外観を保ったまま分割」というところでしょうか。
効果がアピアランスの一部であるからこそ「効果を分割」ではなく「アピアランスを分割」なんですね。
なんというか、ちゃんと説明してもらわないと最初に学ぶ時に混乱しそうですよね。
メニューのどこを見てもアピアランス属性の関係性なんて見当たらないし。
機能として知っていても理解しないとその先に繋げるのって難しいと思います。
今後さらに重要になりそうな機能なのにな・・
余談ですが、じゃあグラフィックスタイルはアピアランススタイルでいいんじゃないの?という印象。なぜわざわざグラフィックにするのかな?
adobeにも「グラフィックスタイルとは、再利用可能なアピアランス属性のセットです。」とあるし・・アピアランススタイルで良いのでは?
グラフィックスタイル
単体で見れば「グラフィック」のほうが直感的に多くの人に分かりやすいのかもしれないですけど、アピアランスと連携している機能だってことがわかりにくいです。
アピアランスあっての機能なのにアピアランスパネルから直接グラフィックスタイルパネルにアクセスして登録できないのも不思議。(CS6は違うんでしょうか?)
それなのにグラフィックスタイルを更新はできるし・・(パネルメニューから)
それなら他の機能だって・・ってなりそうですね;
成長途中の機能なんだ、と思っておきます。
名称については機能誕生当時からの経緯とかあるのかもしれないですね。
ご存知の方、いらっしゃいますか?
今日の記事は特に私の今現在の知識と主観だけで書いているので、見落としや間違っている部分があれば教えていただければ幸いです。
ラベル:
アピアランス
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿